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Q太郎とA子

自動車リサイクル


A子の提案で、冬景色の秋田へ旅行に・・・。
レンタカーを借りて秋田の温泉へドライブ中

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■Q太郎
いやー、レンタカーで雪道ドライブなんて、緊張しますね。
スキーに行ったときに運転したくらいで、あんまり慣れてないんで緊張してます。
でも・・雪景色っていうのはムードありますね。
僕たちにしては珍しく・・・(チラ)
■A子
よそ見しない!
■Q太郎
でも、スタッドレスタイヤをはいているから、安心してください。
■A子
「安心」しちゃだめよ! しっかり・きちんと・さいごまで安全運転でお願いしますね・・。
はははっ!「エコプロダクツ2011」のDOWAのキャッチコピーみたいね。
そういえば、こないだ環境問題についてのセミナーの講師をされていた外国の方が、駅&レンタカーにすごく感動していたの。「なんと効率的な組み合わせだ!!これはいい!!って。」
■Q太郎
へー・・・。また、環境の話?
もー、A子じゃなくて、環子にしちゃえばいいのにぃ~
■A子
ばかいってんじゃないの。
じゃあ、御期待にお応えして、質問しましょうか。
私たちが乗っているこの車、廃車にした後は、どうなるのでしょうか?

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■Q太郎
・・・そんなの、リサイクルするに決まってるじゃないですか。
 家電だってリサイクルするんだから、自動車だって、ねぇ・・・(汗)
■A子
自動車リサイクル法という法律があるのよ。正式名称は、「使用済自動車の再資源化等に関する法律」
2002年(平成14年)に公布されて、2005年1月(平成17年)から本格施行されたのよ。
■Q太郎
へぇ~。以外と最近の法律なんですね。
2005年かぁ。大学生でしたね、僕は。
■A子
そっか、プチ ジェネレーションギャップね。
大学生の頃、車持ってた?
この法律で、自動車の所有者も“あること”を義務を課されたのですが、それは何でしょうか?
■Q太郎
僕は貧乏学生でしたよ。友達が車を持っていたんで、それでよく遊びに行ったなぁ~。
確か・・・法律ができて費用がかかるようになると言ってたっけ。
でも、もう6年前の話だし、よく覚えていないなぁ~。あの頃は、楽しかったなぁ・・・。
■A子
遠い目をしない!今を生きるのよ!安全運転よ!
ちなみに答えは、「使用済となった自動車を引取業者に引き渡さなければならない」、
「使用済自動車のリサイクルに要する費用を負担しなければならない」のよ。
■Q太郎
(またA子得意の正式名称だ・・・)
要するに、きちんと業者に処理をしてもらって費用を払うってことですね。
■A子
さらに問題です。どうして自動車リサイクル法を作る必要があったでしょうか?
■Q太郎
へっ?? そんな事、考えた事もなかったです。
■A子

法律を作るのは、必然性があるからなのよ。
参考になるのは、、、例えば、こんな報告書がよくまとまっていていいわよ。(ガサガサッ)

産業構造審議会 環境部会 廃棄物・リサイクル小委員会
自動車リサイクルワーキンググループ 第2次報告書
~ 新たな自動車リサイクルシステムの構築に向けて ~
<自動車リサイクルに関する制度化に向けた考え方>
平成13年9月
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g10907bj.pdf

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会
自動車リサイクル専門委員会中間報告
使用済み自動車の減量化・リサイクルの推進について
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=2578&hou_id=2803

■Q太郎
へー、さすがA子、準備いいねー。って、どうして温泉行くのにこんな報告書持って来てんの(怒)
温泉でのんびりする気なんてサラサラないんじゃん・・・(泣)
しかも、僕、運転中で見れないし(諦)。
■A子
まあ、まあ、そう言わず。運転中のQ太郎に概略を説明するとね、、
廃車になった自動車って、昔は有償で引き取られていたの。部品を取ったりして、最終的には鉄として利用できたからね。
でも、だんだん鉄スクラップの値段が落ちてきて、不法投棄されるようになってしまったの。さらに、よ、シュレッダーダストって言ってね・・・
■Q太郎
あ、シュレッダーダストってよく聞くけど、何なんですか?
それより、雪道に緊張して疲れたし、一休みしません?
■A子
そうね、休憩は大切。一休みしよう!

ドライブインで ひと休み ~~~~~

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■Q太郎
・・で、シュレッダーダストって何なんですか?
■A子

そうね、シュレッダーダストを説明する前に、廃車のリサイクルされ方について説明しようかしら。
ざくっと言うと、こんな流れなのよ。詳しくは、今月号のカタログに載らない話で説明があるわ。

正確には、引取業者とかフロン類回収業者とか、色々あるから法律を読んでね。

前に、カタログに載らない話でも紹介された、オートリサイクル秋田のホームページの処理の流れも参考になるわよ。

■Q太郎
へー、自動車リサイクルってあんまり馴染みがなかったけど、自動車って資源の固まりですもんね。
■A子
そうそう、話を戻すわね。
廃車から使える部品とか鉄とかの資源を取るわよね。で、残ったシュレッダーダストは平成7年3月までは安定型最終処分場に埋め立てられていたの。
でも、安定型最終処分場からの地下水汚染が問題になったこともあって、平成7年4月からは管理型最終処分場に埋め立てるように義務付けられたのよ。
■Q太郎
地下水汚染ですか・・。最終処分場にもレベルがあるんだ。
■A子

シュレッダーダストには、重金属などが含まれるからね。
で、管理型処分場に埋め立てられるようになると、管理型最終処分場の残余年数の逼迫もあって、処分費用が高騰したのよ。
そうすると、今まで有価で引き取られていた廃車に、処理費が必要になってくるわよね。
そうして、不法投棄や不適正処理が増加したと言われているの。

それと、段々自動車がハイテクになってきてるじゃない。
基板や部品や塗装とかには重金属が含まれているし、エアバックには火薬が含まれているから、ちゃんと処理しないと危ないし、エアコンのフロンはきちんと回収しないとオゾン層を破壊したり、地球温暖化など環境破壊につながるじゃない?
自動車処理に求められる技術が高度化してるってわけよ。

■Q太郎
確かに、最近の車はどんどん進化してますもんね。
でも、リサイクルするのに、どうしてお金を払わないといけないんだろう?・・・
リサイクルって、例えばリサクルショップとか、お金をもらえるイメージがあるんですよね。
自動車は特に、鉄やアルミなどの金属も沢山使っているわけだし・・。

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■A子
そういうイメージの人は少なくはないかもしれないわね。
でも、リサイクルって言葉の意味を考えてみて。
■Q太郎
リサイクルって、「再資源化し、原料として利用すること」ですよね。
■A子

そう。再資源化するためには、費用がかかるわよね。バージンの材料だったら、加工費ね。
リサイクルでお金がもらえるか、お金を払わないといけないかは、
バージンの材料の採取費と運搬費・加工費とリサイクルする物を集めて、再資源化するために必要な費用とを比較した結果よね。
こんな感じ。

この図は材料の価値が同じという前提だけど、例えばリサイクルして作った物の方が良く売れれば、リサイクルの付加価値になるし、逆にバージン材から作った物の方が好まれれば、リサイクルにとっては、マイナス効果よね。

■Q太郎
そっかー。わざわざリサイクルするより不法投棄をした方が低コストの事もあるんですね。
1円でも安く、の精神を持ちつつ、適正処理を見極めなきゃいけませんね。
不法投棄とか不適正処理とか、回復するのは大変ですから。
■A子
それで、ね。
これから行く秋田県には、シュレッダーダストを処理しているDOWAグループの会社があるのよ。
シュレッダーダストって、埋めるとかさばって大変だし、そのまま燃やすのはもったいないし、ということで、シュレッダーダストを燃やした熱を使って蒸気を作って、それを隣の工場へ供給してるんだって。
それに、プラスチックやウレタン等を燃やして残る金属もリサイクルしていてね、とことん資源を活かしているのよ。
詳しくは、カタログに載らない話の自動車リサイクルシュレッダーダストリサイクルを見てね。
■Q太郎
へぇー・・・。・・・まさか、工場見学に行くって訳じゃあ?
■A子
もちろんよ。
Q太郎の分も秋田エコタウンセンターに見学を申し込んどいたから。
廃車をリサイクルしている、オートリサイクル秋田の見学が出来るのよ☆
詳しくはここを見てね。
秋田エコタウンセンターホームページ
■Q太郎
どうしていつも、こうなるんだろう・・・

~次回に続く~

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