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リスクのクスリ

使用済み家電の正しいリユース・リサイクル

Q.使用済み家電の正しいリユース・リサイクルについて教えてください。

A.

近年、廃棄物処理法の許可等を受けていない不用品回収業者による、使用済み家電の不適正な処分や不法投棄が社会問題になっています。家電リサイクル法対象の家電4品目(洗濯機・乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫、テレビ、エアコン)は、不用品回収業者を利用するのではなく、法に基づいて電器販売店への引き渡しとリサイクル料金の負担による「正しいリサイクル」を行い、その他の家電は市町村のルールを守って処分することが大切です。

こうした状況を受けて、環境省は、
~あなたの安易な行動が環境汚染につながっています~ いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!
というホームページを公開し、使用済み家電製品の正しい排出に関する普及啓発活動を行っています。

このホームページを見てみると、Q&A形式で

  • 「不用品回収業者」とは何ですか?
  • 「不用品回収業者等が回収した家電製品が原因となり、国内外で環境汚染や健康被害が起きていると思われる事案が多発」とありますが、具体的にはどんなことが起きているのでしょう?

といった疑問に対して具体的に答えています。

さらに、動画で、不適切な行動がどのように環境汚染につながっているのかについても、発展途上国でのリサイクル現場の写真やVTRを交えて解説しています。
http://www.youtube.com/watch?v=4vQTE1rqhx0&feature=youtu.be

私たちの生活に身近な家電製品が原因で、海を越えた遠くの国々で環境汚染や健康被害が引き起こされているとは、考えにくいかもしれません。しかし、環境省による調査の結果、不用品回収業者が回収した製品のほとんどが、輸出業者等の手を経て海外へ売却されており、その一部が輸出の相手国で、不適正に処分され、深刻な環境汚染・健康被害を引き起こしているとの事例も報告されています。

また、国内でも、輸出前に家庭から集められた家電製品が重機で破砕・圧縮される際、冷蔵庫やエアコン等に含まれるフロンガスや鉛等が適正に回収されずに環境中に放出され、環境汚染を引き起こすことなどが懸念されています。

電化製品には、銅、アルミ、鉄など金属資源が含まれている一方で、フロンガスや鉛など有害物質も含まれています。電化製品のリサイクルを行なう際には、当然、こうした有害物質を環境に悪影響を与えないように無害化処理しなければなりません。

使用済み家電の正しいリユース・リサイクルとは、廃棄物処理と同様、法律やルールを守り、トレーサビリティや適正処理を担保した上で行われるものだと言えます。

【参考資料】

環境省ホームページ
いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!
中古又は使用済家電製品を輸出しようとする際の注意点について(お知らせ) 平成24年4月27日
使用済家電製品の廃棄物該当性の判断について(通知)の発出及び使用済家電製品の正しい排出に関する普及啓発について(お知らせ) 平成24年3月20日


この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
上田 が担当しました

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