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家庭内エコポイント制度

環境問題に関心が高まる中、日々の生活でもエコを心がけていきたいと思われている方は多いと思います。しかし、なかなか続けることができなかったり、家族の協力が得られず思うようにいかないこともあるのではないでしょうか?

我が家は私と夫、小学校4年生の息子に2年生の娘の4人家族。
共働きで普段は家事もなかなか手が回らず、お世辞にもエコな生活はしていませんでした。子供たちも含めて家族全員で楽しくエコ活動をしていけるようにと「家庭内エコポイント制度」というものを考案しました。

我が家の「家庭内エコポイント制度」は、エコ活動について家族共通の目標と個人毎の目標をつくり、その達成レベルに応じてポイントをつけるものです。

家族目標は家族みんなが協力して取り組む目標です。例えば、冷房の設定温度を1度上げることを目標にします。家族目標が決まったら、それをどうやって達成するかをみんなで話し合います。

暑くて我慢できない時にエアコンの設定温度を下げる代わりにうちわを使おうというアイデアがでました。
次に、うちわをみんなが楽しく使えるようにするにはどうすればいいかと考え、子供たちにお店でもらったうちわに白い紙を貼って絵を買いてもらうことにしました。うちわづくりが子供たちの個人目標になります。

エコ活動の個人目標はこのように直接エコではなくてエコ活動を楽しく続けられるようにすることも目標にします。自分で作ったうちわは子供たちも喜んで使うようになってくれ、パパやママはかわいい絵にほっこりしながら使わせてもらっています。

同じように、日射が部屋に入らないようにベランダに緑のカーテンを作ろうということになりました。パパの個人目標は、支柱とネットを準備してプランターにきゅうりとゴーヤの苗を植えることです。

毎日の水やりは子供たちの目標、下の子には育つ様子を絵日記に書いてもらうことも個人目標に取り入れました。上の子には雄花と雌花の見分け方を教え、花が咲いたら毎日人工授粉をしてもらうことを個人目標にしました。実が収穫できたら、子供たちに残さず食べてもらえるように料理することが私の個人目標になりました。ゴーヤに苦味をあまり感じさせないように工夫して全部食べてくれたら目標達成です。

目標が達成できたかどうかは、月末に家族みんなで話し合って決めます。家族目標の評価は、家族みんなが協力できたかを重視し、達成できたら、家族エコポイント1ポイントがつきます。家族エコポイントは1ポイントで少し豪華なおやつ、3ポイントでみんなで外食、6ポイントでテーマパークに行くなど、継続して頑張るとご褒美がレベルアップするようにしました。

個人目標はまあまあできたら5ポイント、よくできたら10ポイントというように点数に差をつけ個人エコポイントをつけます。個人エコポイントについてはご褒美は用意していませんが、子供たちはゲームのようにポイント獲得競争をして楽しんで取り組んでくれます。

「家庭内エコポイント制度」をはじめてから1年以上になりました。長く続けられた理由は、あまり高すぎる目標を設定しないで取り組みやすいところからはじめて、みんなが参加しやすいようにしたこと、ポイントやご褒美でモチベーションを維持するようにしたこと、だと思います。

だいぶ慣れてきて、子供も成長したので、レベルアップも考えています。例えば、取り組んでいるエコ活動がどのくらい環境に対する効果があるのか子供と一緒に調べたら、環境教育にもなります。これからも工夫しながら、家族みんなでエコ活動を続けていきたいと思います。


この記事は
仕事、家事、子育ての時間泥棒とたたかうワーキングママ
モモ が担当しました

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