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生ごみの処理もおまかせ!新聞紙&A4封筒のカンタン再利用法とは?

毎日たまっていく新聞紙やA4封筒の束をみて、これを再利用できたらいいのにと考えたことはありませんか?実はほんのちょっとの手間と工夫で、生ごみ処理などさまざまに利用できるのが新聞紙とA4封筒です。

私が実践している新聞紙やA4封筒を再利用した袋の作り方と使い方のコツをお伝えします。

■新聞紙の再利用はごみ箱で!作り方と使い方のコツ

新聞紙は毎日たまっていきますし惜しみなく使って捨てることができます。そこでゴミ処理に利用しようと何種類かごみ袋を作ってみました。その中で「自立する」「畳んで収納できる」「口が広い」「濡れてもへたりにくい」という、私が求める条件をすべて満たしてくれたのがこちらのごみ袋です。

◆新聞紙のごみ袋の作り方◆

ご紹介したいのは「プラなし生活」というサイトの“新聞紙のごみ袋(大)”です。下記ページに折り方の詳しい動画と説明が掲載されています。折り紙のかぶとが折れる人なら大丈夫だと思います。

「新聞紙で作るごみ袋」で生ごみ処理をプラなしに♪ | プラなし生活

我が家の新聞の場合、朝刊で4個作れます。慣れると1個作るのに30秒もかからないので、テレビを見ながら折ってストックしています。

◆使い方のコツ◆

実はこのゴミ袋、直接生ごみを入れたら底が抜けてしまったことがありました。そこで私が考えた対策は、新聞紙の1ページを四つ折りにしてゴミ袋の底に敷くこと。そうすると麦茶のパックやコーヒーかすを入れた時でも、水分ですぐに底が抜けるということはなくなります。

新聞紙1ページの四つ折りは、ゴミ袋を作るとき一緒に作って調味料入れの引き出しにストックしています。収納しているのはマグネット式のA4ポケット。夫の職場で使わなくなったものの再利用です。

ちなみに我が家では週に1度生ごみ容器(25リットル)の袋ひとつ分の生ゴミが出ます。処理するときにコーヒーかすを振りかけているからかもしれませんが、ゴミ箱をあけてもニオイはほとんど気になりません。コバエが来たらお酢を含ませた布きれで容器の内側をふき、新聞紙をかぶせておけば1週間ぐらいは何とかなります。

■便利で安全! A4封筒で作る紙袋や容器が家のあちこちで活躍中

最初は思いつきで何となく作ってみたA4封筒の紙袋ですが、非常に便利で今では家の中のあちこちで利用しています。袋ごと処分できるので、手で触れたくないものを安全に処理できる優れもの。我が家では最初に洗面所とトイレで使い始めました。

ゴミを入れてもしっかり自立、中身はのぞきこまないと見えません。子どもたちも特に違和感は感じないようですし、使い捨てのマスクなど感染源になるものを安心して処理できる点が気に入っています。A4封筒では他にもさまざまな形の容器を作り、生ごみ処理や野菜室の整理、計量や下ごしらえなどに使っています。

まずは私が使い始めてその便利さにはまってしまった紙袋の作り方をどうぞ。

◆A4封筒の基本の紙袋の作り方◆

A4封筒の基本の紙袋の折り方をご紹介します。

  1. 不要な部分を切りとり、あて名が気になるときは紙など貼ってみます(ふだんは面倒なのでやりません)。折り目を図の①のように5本つけますが、その時のポイントは角の折り方です。折る幅はお好みで決めてください。
  2. 最初に封筒の底の角を二つに折り、斜めの折り線をつけます。
  3. 次に底を折ると、斜めの線との交点ができます。
  4. 脇の折り目も交点を通るように折ると、自然に角の折り目が正方形になります。ここがポイントです。
  5. 片手を封筒の内側に入れ、封筒の角を2か所とも△に折ります。
  6. △の折り目を底にテープなどで貼り付け、脇を紙袋の形に折ります。⑦の完成画像を参考に折ってみてください。
  7. 完成です!

ちなみに私はハサミを使うのが面倒で、ふだんは①で不要部分を切り取らずに内側に折りこんでいます。手間なくできる自分なりのやり方を見つけることが長続きのコツかもしれません。

◆A4封筒で作る紙袋のアレンジと使い方のコツ◆

A4封筒から紙袋を作るだけでは勿体ないです。浅い容器や小物入れにぴったりの大きさの容器などアレンジも楽しめますので、それぞれの作り方と使い方のコツをご紹介します。

<アレンジ1:浅い容器>

浅い容器でも折り方は基本の紙袋と同じですが、封筒の切り方にポイントがあります。

  1. 浅い容器を作るときは、A4封筒の口をのりやテープなどで閉じましょう。その状態で縦長にカットすることで、開口部が広い状態になります。画像ではカッターを使いましたが、ふだんはハサミで大体真ん中あたりを適当に切っています。
  2. 折るときは基本の紙袋と同じように折り目を5本つけます。☆をつけた容器では、高さと底がほぼ同じになるよう折ってみました。折り方のポイントも基本の紙袋と同じで、脇の折り目と底の折り目がクロスする部分(封筒の角の折り目)が必ず正方形になるようにします。
  3. 片手を封筒の内側に入れて角を2か所とも△に折り、折り目を底にテープなどで貼り付けます。脇を折れば完成です。

A4封筒1枚から2つ作れるので、少し違う形で作ってみるのも面白いと思います。

<アレンジ2:小物入れ>

こちらの小物入れも折り方は基本の紙袋と同じです。今度はA4封筒を最初にカットする時、胴体を横に切る感じで切ります。

  1. 浅い容器を作るときと同じく、A4封筒の口をのりやテープなどで閉じましょう。その状態でA4の紙を二つ折りにする要領でカットします。開口部の大きさはA4封筒と同じで、高さが半分のものが2枚できます。折るときは基本の紙袋と同じく折り目を5本つけます。
  2. 折り方のポイントも同じで、脇の折り目と底の折り目がクロスする部分(封筒の角の折り目)が必ず正方形になるようにします。
  3. 片手を封筒の内側に入れて角を2か所とも△に折り、折り目を底にテープなどで貼り付けます。脇を折れば完成です。

♡をつけた容器では、丈夫にしたかったので高さが半分になるよう内側に折りこみました。A4封筒1枚から2つ作れるので、同じ形で作って並べると小物の整頓に使いやすいかもしれません。同じ大きさのものを作りたいときは、最初に折り目をつける段階で底を同じ幅で折れば大丈夫です。

玉ねぎのような重いものを入れて自立する丈夫さもA4封筒の特徴です。我が家の野菜は少し前まで主にプラスチックのカゴなどで保存していたのですが、汚れたとき拭くのが面倒だったのと、容器に無理に入れると野菜が傷ついてしまうことがあったので試しにA4封筒の小物入れに切り替えてみました。

こちらは形がフレキシブルで、野菜の形になじむせいか使いやすく感じます。野菜の水滴程度なら破けることもないですし、汚れたらすぐ取り換えられるのも便利ですっかり定着しました。

■カンタン便利! 新聞紙とA4封筒の再利用で日々の暮らしを楽しもう

新聞紙とA4封筒を再利用する袋の折り方は、何回か作れば覚えられるカンタンなものです。ぜひ一度お試しください。とにかく手間なくサッとできることで毎日の暮らしがちょっと良くなる、そして自分や家族だけでなく地域や環境にも優しい暮らしができるとしたらすてきですよね。

レジ袋の有料化以前は、小さなレジ袋やスーパーの薄いビニール袋を生ごみ処理に利用していました。しかし有料化後は袋をもらう機会が激減。生ごみ処理のための袋を買うお金も勿体ないし、そもそも使い捨てプラスチックを減らすならビニール袋を使わずに暮らせる仕組みを作っていきたいと考えるようになりました。

ここ数か月の間試行錯誤してきて、今のところ今回ご紹介した新聞紙とA4封筒の再利用法が気に入って続けています。記事を読みながら作っていただいて、毎日の生活を楽しくするヒントになれば嬉しいです。


この記事は
ソーシャルグッドな暮らしのアイデアを紡ぐライター
yokko が担当しました

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