DOWAエコジャーナル

本サイトは、DOWAエコシステム株式会社が運営・管理する、環境対策に関する情報提供サイトです。毎月1回、メールマガジンの発行と情報を更新しています。

文字サイズ

DOWAエコジャーナル > 海外事情 記事一覧 > タイ王国に行ってきました! その3 〜バンコクでの驚き〜

海外事情記事一覧 ▶︎

タイ王国に行ってきました! その3
〜バンコクでの驚き〜

研修のため2週間、タイのバンコクに滞在しました。
今までに行った事があるのは、ハワイと韓国。
初めてのバンコクは、驚きの連続でした。

■バンコクの交通

初めて訪れたバンコクの印象は、とにかく車が多いということでした。また、ここは日本か、と錯覚するほど日本車が多いのが印象的でした。

交差点の信号にはあと何秒で赤になるか、あと何秒で青に変わるのかといった秒数が表示されます。歩行者に親切な設計がなされているので、日本よりも交通システムが発展しているのかなと、最初は思いました。

しかし、交差点ごとに確実に信号に引っかかったり、信号を3分以上待った後に一瞬しか青に変わらない信号があったりで、金曜の夕方になると1km進むのに30分以上かかり、歩いたほうがましなほどの渋滞が起きていて、交通システムにはまだまだ改善の余地があると感じました。

また、街中には歩行者用の信号があまり見当たらず、自動車とアイコンタクトをして横断歩道を渡らねばならないところも多かったです。

戦勝記念塔(ヴィクトリーモニュメント:1940年タイ−仏領インドシナ紛争戦没者慰霊塔)には日本では見られないような、5~6車線もある大きなロータリー(交差点)がありました(写真参照)。

日本にロータリー式の交差点は少ないですが、例えば、右方向に曲がりたい時には、一旦ロータリーに入り、ロータリーを3/4周してロータリーを抜けます。
ロータリーを3/4周する間に、ロータリーにつながる各道路からどんどん車が合流してくるため、内側の車線に押しやられそうになりますが、すんなり脱出するためには外側の車線を死守しなければなりません。

ロータリー一帯の渋滞と意思疎通を間違えれば事故になりかねない合流の光景を目の当たりにし、田舎道しか走ったことのない私はバンコク市内では絶対に運転できないと感じました。

■バンコクのバイク タクシー

バイクタクシーなるものがタイにはあります。もちろんその名の通りバイクで乗客を運ぶタクシーです。料金は2kmまでなら20~25バーツ程度、日本円で60~70円程度とのことです。

私が驚いたのは、運転手はしっかりとヘルメットを装着しているのに、乗客はヘルメットを装着していないということでした。商売をしているのに乗客の安全は二の次なのか、という驚きがありました。歩道も当たり前のようにバイクが走行するため、歩道を歩いていても後方からのバイクに注意せねばならず、日本と同じ感覚では歩けません。
しかし1週間も経てばこの状況にも慣れて、不必要にきょろきょろせずとも歩けるようになりました。

■バンコクの電線

バンコク市内の電線は日本よりもかなり低い位置に設置されています。手を伸ばせば届きそうな高さに無数に電線が這っておりヒヤリとしました。また、断線したためか切れた電線が垂れており、歩行者が誤って触れてしまい感電してしまうのではないかという状況を何度か目撃しました。
バンコク市民にとっては日常茶飯事のことらしく、垂れた電線の中には買い物袋で養生されているものもありました。

しかし、感電による死亡事故が年数件はあるということで、危ないのに変わりはありません。せめて、電線の高さだけでも高くすればよいのにと思いましたが、無数の電線をみて、今から電線が設置されている高さを高くするには大変な労力を要します。
何事も最初の設計が肝心で、目先の容易さを優先させるべきではない、ということを肌で感じました。

■バンコクのゴミ

バンコク市内では緑色のゴミ箱が歩道に設置されていました。ごみ箱があるのは良いことだと思ったのですが、ごみ箱は一種類しかなく、中にはゴミであふれかえっているものもありました。

歩道を歩いていると、自転車で走行しながら颯爽と飲みかけのジュースの中身を歩道の植木に撒いていく人を見かけました。あまりに堂々としたその姿に感動すら覚えました。その光景を見て、ゴミの問題を解決するにはやはり国民一人一人の意識が大切なのだと実感しました。


圓井 この記事は
エコシステムリサイクリング株式会社
圓井 が担当しました

※ご意見・ご感想・ご質問はこちらのリンク先からお送りください。
ご氏名やメールアドレスを公表する事はありません。

▲このページの先頭へ

ページの先頭に戻る