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~休耕田 今年も開墾~

「休耕田」の過去コラム

ながい冬がおわり、急に春めいてきた。
もう、6月が目前。6月から農繁期だ。
気分としては、「来ちゃった、この季節が!」

収穫の楽しさを上回る開墾のつらい印象ばかりの昨年の1年間。
昨秋、お米の収穫で楽しく終わるはずが、重労働で酷使した運動不足の体から、「椎間板ヘルニア」という不満のグチを投げつけられ、いまも足の一部でしびれが残る。

それでも、ゼロから田んぼをスタートした昨年とは違うわけで、すこしは今年の方が楽かなぁ~と期待する。

さて、4月の週末、田んぼに座って、今年はどれだけ田んぼを広げようか思案し始める。あれやこれやと考えて、結局はえいっと2アールに決めた。 200平米。
昔風でいえば、約2畝。(“セ”と読みます。)
ただ、その半分ぐらいは、笹がビッチリ。
(右写真の・・こんな感じ)
ああっ、悪夢の光景が・・

6月の田植えというスタートラインにたどりつくために、ひたすら笹との格闘が始まった。
笹の頑強な抵抗もさることながら、住みかの笹を切られては大変と、先住民の「かれら」が、側面、背面、顔面はいうに及ばず股の下まで強烈な攻撃を仕掛けてくる。
作業着にそっと舞い降り、精巧な針を作業着の中にチュッ!と・・。しかもなぜか、家族で自分ばかりが攻撃にあう。
家族からは「あ~、べんり、べんり」と蚊取り線香のあつかい。
こら、お父さんは「由美かおる」じゃない!って怒ったら「なに、それ?」。

刺されたところは1分もすれば「んが~っ」って、痒さのスイッチがパチン!
このあたりから、冷静さは藪の中にけし飛び、さされたところを掻きたくて手を伸ばすも、もう少しで指が届かないという絶妙な場所をやられていることを思い知らされる。
かくなる上はと、衣ずれで痒さを紛らわせるべく体をくねくね。なかなかいい感じ!って鼻を膨らませてくねくねやっていたら、子供たち、大爆笑。
「ねぇ、お母さん、みて、みて。お父さんが踊ってる! きっもちわる~い」。

いやだいやだ。思い出しても、うんざりする。
ふと現実にもどれば、子供たちはさっき、ためし切りした笹で、「基地づくり」に熱中。今度、キャンプするって相談しているようだ。
ふん、よし、仕返しだ!
「夜にイノシシ、出っど~!」って脅したら、あっさり、「キャンプ、やめた」って、・・・怖がらせてしまった。
自分の性格の悪さに、さらに落ち込む背中に、容赦ない妻の冷たい視線が刺さる。こっちのは、刺されると、痛い!

とにかく、とーにかく気をとりなおして・・・今年もはじめよう。
田んぼの水たまりには、オタマジャクシがいっぱい泳いでるし。
確実に夏が近づいています。ハイ。


鈴木 この記事は
イー・アンド・イー ソリューションズ
鈴木 が担当しました

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