DOWAエコジャーナル

本サイトは、DOWAエコシステム株式会社が運営・管理する、環境対策に関する情報提供サイトです。毎月1回、メールマガジンの発行と情報を更新しています。

文字サイズ

DOWAエコジャーナル > リスクのクスリ 記事一覧 > アルカリ性水溶液と水溶性有機溶剤との混合廃液の法分類は?

リスクのクスリ記事一覧 ▶︎

アルカリ性水溶液と水溶性有機溶剤との混合廃液の法区分は?

Q.A工場から、アルカリ性水溶液と水溶性有機溶剤とが等量ずつ混合された混合廃液が発生します。この混合廃液を廃棄物処理業者へ処理を委託する場合、法分類は、廃アルカリですか?それとも廃油ですか?

A.

この廃棄物の場合、混合廃液が発生した時点で分離ができないため、廃油と廃アルカリの混合廃棄物であると考えられます。処理を委託する際には、廃油と廃アルカリの処分許可の両方を持つ処分事業者に委託する必要があります。

なお、この廃棄物が特別管理産業廃棄物に該当するかは、混合液としてpH12.5以上であれば、廃アルカリの特別管理産業廃棄物として扱う必要があります。
廃油の特別管理産業廃棄物に該当するかどうかは、有機性溶剤が、揮発油類、灯油類、軽油類(難燃性のタールピッチ類等を除く)に該当する場合、廃油の特別管理産業廃棄物として扱う必要があります。

具体的な事例で判断に迷った場合は、所管の行政にご確認ください。
DOWAエコシステムグループで処理を受託させていただく場合は、
エコシステムジャパンにぜひご相談ください。


田畑 この記事は
環境技術研究所
田畑 が担当しました

※ご意見・ご感想・ご質問はこちらのリンク先からお送りください。
ご氏名やメールアドレスを公表する事はありません。

▲このページの先頭へ

ページの先頭に戻る