DOWAエコジャーナル

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環境コンサルってなに? ~イー・アンド・イー ソリューションズ~ その3 「再生可能エネルギー導入支援」

環境コンサルティングを実施しているイー・アンド・イー ソリューションズのご紹介です。


すっかりDOWAエコ商店街の風変わりな店、イー・アンド・イー ソリューションズが気になるようになってしまったA子さん。今回は『再生可能エネルギー導入支援』のことが聞けるということで、ちょっと予習をしてきました。

主人
「まいど!あ~、またいらっしゃいましたね。ありがとうございます。」
A子
「覚えててくれた?」
主人
「もちろん、美人さんは忘れませんよっ!」
A子
「ありがとう!また来るわっ!じゃなくて、今回は再生可能エネルギー導入支援の話って言ってたでしょ?」
主人
「覚えていてくれました?」
A子
「ええ、それで今回は、ちょっと勉強してきたのよー。」
主人
「そりゃうれしいですねー!じゃあ、再生可能エネルギーが何なのかもバッチリご存知ですね?」
A子
「ええと、“再生可能エネルギー(Renewable Energy)は、石油や石炭のように資源が枯渇することがない、太陽光とか風力などのような、使っても比較的短期間に再生が可能な自然の力を使って発電される、環境に優しいエネルギーを指す。火力発電のように燃料がなくなる心配がなく、CO2の排出も少ない。”」
主人
「・・・なんかエコペディアみたいだけど、お客さんよく覚えましたね!」
A子
「友達と旅行した時に、山の上に風車がズラーッと並んでいたり、広い土地に太陽光発電パネルがびっしりあるのを見て、すごいなーって話してたのよ。」
主人
「へぇーっ、お客さんよく見てますね!」
A子
「風力発電や太陽光発電って、最近よく聞くけどそんなに増えてるの?」
主人
「実は2012年から『再生可能エネルギー固定価格買取制度』っていう、自然エネルギーから作った電気を一定の期間、決まった価格で電力会社が買い取るようにした国の制度があるんです。FITって呼ばれる事もあります。」
A子
「フィット?そんな車なかったっけ?」
主人
「Feed-in Tariffを略してFIT。ドイツで1990年に導入されて、ドイツに再生可能エネルギーが普及したきっかけになった政策です。」
A子
「ドイツって、環境にいいことをやってるイメージがある~。オーガニックコスメとか、洗剤とか、いろいろあるし(むふ)」
主人
「再生可能エネルギーの導入を促進するために、再生可能エネルギーによって発電した際は、電力会社が高く電力を買ってくれることになっているので、風力発電所や太陽光発電所の建設がここ数年多くなっているんです。」
A子
「へえー、そうなんだ。でも、再生可能エネルギーとは言え、発電所って簡単に造れるの?」
主人
「いい所に気づきますね。発電所を作るのは、簡単ではないんです。前回、環境社会配慮の話でも言いましたけど、再生可能エネルギーの発電所もそれなりの大きさのプロジェクト・・・」
A子
「・・・。」
主人
「・・・あれ?・・・(今回は言わないのか)えー、それなりに大きなプロジェクトですんで、建設資金を銀行などから借りるための手続きなどが必要になります。」
A子
「やっぱり大きな事業だもん、お金もそれなりに必要よねー。」
主人
「ですけど、再生可能エネルギーの場合はもっと基本的なことを確かめなくてはいけないんですよ。」
A子
「基本的?」
主人
「じゃあ例えば、風力発電所で考えて見ましょう。風力発電所だと、どんなことを確かめないといけませんか?」
A子
「うーんと、やっぱり、風が吹くかどうかとか?」
主人
「そのとおぉーり!建設資金に対してどれくらいの電気が作れて、電気の買取価格がどれくらいになるかがプロジェクトの・・・」
A子
「エーックス!」
主人
「・・・(なんだ、忘れてたのか)。えーと、プロジェクトのカギになります。風力発電所を建てる場所で、どのくらいの強さの風がどの方向から吹くのかという『風況』のデータ、それと地形や設置する風車の特性などの要素を元に、発電量を予測するんです。これは、発電量シミュレーションって呼んだりもします。」
A子
「確かに発電所が完成したのに、『風が吹かなくて動かない』なんて状況じゃ、困っちゃうわねー。風が吹かなくて桶屋が儲からないって、洒落にならない。」
主人
「風力発電だと発電量を予測するために、風車のプロペラを設置する高さでに風力を測ることがあるんですよ。」
A子
「えーすごーい?高さが違うと、風の強さも違うの?」
主人
「そうなんですよ。(えへん)」
A子
「でも私が見た風車って、ものすごく大きくて、プロペラは高いところに付いてたわよ。」
主人
「ええ、最近の風車はプロペラが地上から80m以上の高さにあるものもあるので、その高さに測定器を設置するのはかなり大変です。なので、地上から空に向けてレーザー光を当てて上空の風を測れる、ドップラーライダーという機械を使ったりします。」

A子
「そんなのがあるの?世の中すごいわねー。あんなに高いところまで上がって測れって言われてもねー。雲の上に乗らないとね。」
主人
「それってアルプスの少女・・・」
A子
「ハイジよ。おじーさーん!クララ―!」
主人
「・・・お客さん、やっぱり私と世代が近いんじゃ・・・?」
A子
「そうかしら? それはそうと、発電量の予測以外に何をするの?」
主人
「前回の環境社会影響評価でも紹介しましたけど、発電所ができることで、周りの環境にどれくらい影響するかを評価をしなければいけません。風力発電所は、法例に基づく環境アセスメント(法アセス)をしなければならない場合が多いので、実際の評価は法律や自治体条例に従って行います。」
A子
「へぇー、すぐに建てて発電開始!とはいかないのね。」
主人
「代表的な項目では、周りの風景(景観)、騒音、渡り鳥などの通り道(バード・ストライク)などがありますね。」
A子
「自然の中に風車があると、風光明媚だけど、家の近くに巨大な風車がいくつも建設されたら、そんな事ばかり言っていられないのかしら。」
主人
「最近の風力発電所ですと、陸上の適地が少なくなってきて、海上に設置する洋上風力発電が増えてきているんですよ。だから、環境に配慮がなされているかを確認することがますます重要になってきているんです。」
A子
「海の上に風車が回っているの、TVのコマーシャルで見たことあるわ。海の上に風車があれば、騒音問題はないし、いいんじゃないの?」
主人
「いやー、海に風車を建設するので、魚や渡り鳥への影響を調査しないといけません。それに、風だけではなく波の予測も大切なんですよ。」
A子
「そっかー、人への影響調査じゃなくて、環境への影響調査だもんね。ナルホド。さすがね、主人!」
主人
「それほどでも(にや)。
それと、銀行が資金を融資する場合、それ以外にも確認することがあって・・・。」
A子
「ブラック企業かどうかとか?」
主人
「銀行は、会社や人にお金を融資する時、ちゃんと返してくれるかを確認しますよね。風力発電所の場合は、その発電所がちゃんと発電して、電気を売って収入を安定して確保できるかを確認するんです。」
A子
「大きい会社とか有名な会社とかならOKじゃないの?」
主人
「それだけじゃダメなんですよ。大事なのは、風がちゃんと吹くか、発電所に設置される風車はしっかりしたものか、それで計画通り発電できて収入を得られるか、なんです。」
A子
「そこまで銀行が把握して、判断するの?」
主人
「風力発電のキモですからね。銀行は結構細かく事業内容を確認して、融資するかを判断するんです。こういう融資のやり方を、『プロジェクト・・・エーックス』!」
A子
「とうとう、自分で言ったわね(笑)」
主人
「・・・すいません、自分もファンなんです・・・。このような融資の仕方を、『プロジェクト・ファイナンス』って呼んでいます。」
A子
「なぁーんだ・・・」
主人
「そんなガッカリしないで下さい。イー・アンド・イー ソリューションズでは、太陽光発電や風力発電のプロジェクト・ファイナンスについて、融資を判断するためのお手伝いを行っています。」
A子
「それは、薄々気づいていたわ」
主人
「それを、デューデリジェンスと呼ぶんですよ。」
A子
「前も言っていた、ジュージュリジュンシュね。」
主人
「デューデリジェンス、日本語で言うと『資産の適正評価』、ってところでしょうかね。」
A子
「それって簡単に調べられるの?」
主人
「簡単ではないです(キッパリ)。だからこそ、経験が活きる分野なんです。たとえば洋上風力発電ですと、海の上はメンテナンスしたくても簡単に行けないので、設置する風車の性能、信頼性を事前に、十分に確認する必要があります。」
A子
「十分にね。どこまでが十分で、どこからがやり過ぎかが難しいじゃない。」
主人
「そうなんです。だから、経験が活きるんです。このような時代の変化にも柔軟に対応しているのが、我々イー・アンド・イー ソリューションズの強みでもあるんです。」
A子
「その時その時で、世の中のニーズも変わっていくものね。」
主人
「イー・アンド・イー ソリューションズは、日本で風力発電事業が本格的に始まった1990年頃から、日本全国の風況調査や風況シミュレーションなど、いろいろなサービスを提供してきました。お客さんも、風車を建てる時には是非お声掛けくださいね!」
A子
「我が家は山も海も持ってないから、家で風鈴がよく鳴る場所くらいしか、調べてもらうことがなさそうだけど・・・。」
主人
「・・・。」
A子
「今回も面白かったわ!また来るわね。」
主人
「はい、また新しい話を用意しますんで、よろしくお願いします!」

イー・アンド・イー ソリューションズでは、環境・エネルギーに関連するお悩みについて、お客様のニーズに沿った解決策を検討・提案させていただきます。「さて、どうしよう」と思われた時、ご相談は無料ですのでお気軽にご連絡ください。


石津 この記事は
イー・アンド・イー ソリューションズ
石津 が担当しました

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