DOWAエコジャーナル > カタログに載らない話 記事一覧 > 環境コンサルってなに? ~イー・アンド・イー ソリューションズ~ その4 「環境デューデリジェンス」

カタログに載らない話

環境コンサルってなに? ~イー・アンド・イー ソリューションズ~ その4 「環境デューデリジェンス」

環境コンサルティングを実施しているイー・アンド・イー ソリューションズのご紹介(その4)です。


すっかりDOWAエコ商店街の風変わりな店、イー・アンド・イー ソリューションズに興味を持ったA子さん。今回は『環境デューデリジェンス』について聞いてみたいようです。

主人
「お、お客さん、お久しぶりですね!またの来店、ありがとうございます。」
A子
「また、来ちゃいました!」
主人
「こちらはいつでも歓迎ですよ!」
A子
「そんなに言われるとうれしいわねー。そーそー、今回はアレについて聞きに来たの。」
主人
「アレだけだと、さすがにどれだか分かんないんですけど…」
A子
「…思い出した!ほらあの、ジュージュジュジュンス!」
主人
「…環境デューデリジェンスですか?」
A子
「そうそう、環境ジュージュジュ…。」
主人
「(うまく言えないのは)分かりました。
環境デューデリジェンスは1980年代後半から扱っていますけど、ここ数年は年間70~80件の引き合いがある結構な人気商品でしてね。日本だけじゃなく海外のお客さんからも聞かれることが多いんですよ。お客さん、だいぶ目が肥えてきましたね。」
A子
「ほめられると照れるわー。」
主人
「それではまず、環境デューデリジェンスの意味からおさらいしましょうか。
まず、デューデリジェンス(Due Diligence:DD)って言葉は、直訳すると『当然の努力』なんて意味なんですけどね…。」
A子
「私が上司によく言われているのは、『お前はジュージュジュジュンスが足りない』ってことなのか!」
主人
「…それは上司さんに聞いてください。そこから意味が転じて『企業の資産価値の適正評価』という使われ方をしています。今回紹介する環境デューデリジェンスは、分かりやすく言うと『会社買収等のための環境面の適正評価』という意味なんですよ。」
A子
「ずーっと前に聞いたような気がする…。」
主人
「それで、企業の買収や事業統合のことをM&A(Mergers and Acquisitions)と言うんですけどね。」
A子
「なんか甘くて美味しそうねー。」
主人
「…チョコレートじゃないですよ。M&Aは昔から行われていたんですけど、1999年の商法改正時に施行された『株式移転・交換制度』を契機に活発になって、それに伴って環境DDも増えてきたんですよ。」
A子
「カブをチョコに交換…。」
主人
「…チョコから離れましょう。そのあと、2008年に日本の会計基準を主体的に設定する企業会計基準委員会から『資産除去債務に関する会計基準』が公表されたんです。これによって、企業は環境DDのような調査をやって環境面の債務を確認する必要が出てきました。もし環境債務が見つかったら、将来対策するのに必要な費用を算出して、会社の会計に入れなくてはならなくなったわけです。」
A子
「えー、面倒くさそう。それなら環境DDなんかやらないで、何も見つけなければいいんじゃないの?。」
主人
「確かに環境DDをやらないでM&Aをやれば、隠れている環境債務はそのままです。でもそれが重大な問題で後から見つかっちゃうと、元の持ち主じゃなくって合併や買収した会社が対策費用を負担することになるかもしれないんです。」
A子
「見てみぬ振りすると、損するかもしれないってこと?」
主人
「環境債務だと、PCB(ポリ塩化ビフェニル)が使われた電気機器や吹き付けアスベストの処分費用、土壌や地下水の汚染対策費用が、金額も大きくなって問題となることが多いですねー。特に土壌・地下水汚染は、汚染がひどいと対策費用が数億円から数十億円になることもあるんですよ。」
A子
「うへー、宝くじならうれしいけど、自分で払うのはイヤだわ。」
主人
「それに、買う前にちゃんと確認しないまま、そんな大きな費用負担をしなくちゃいけなくなると、『善管(善意の管理者:会社では役員クラスの人々)注意義務』を怠って会社に損害を与えたとして、株主から訴訟を起こされることもあるんですよ。」


吹付けアスベストの例

A子
「会社に良かれと思って買ったのに、損した上に味方から責められてじゃ泣き面に蜂ねー。」
主人
「そうでしょう?だから、環境DDをするのは大事なんですよ。M&Aの場合ですと、基本合意契約を結ぶ前にやっておくべきですね。」
A子
「うんうん!」
主人
「環境債務になりそうな事項が見つかれば、それを改善するのに必要な費用を計算します。M&Aではこの計算した費用を交渉材料にして、合併や買収の価格へ反映させることも出来るんです。」
A子
「なるほど、これなら損はしなさそうね。で、どうやって調べるの?」
主人
「環境DDには、一般的にフェーズ1(一次調査)とフェーズ2(二次調査)があります。フェーズ1はデスクトップ・スタディ(机上調査)とも言って、対象の会社から提出された大気、水、有害物質、臭気、騒音など環境に関連する資料や、環境に関連する質問への回答を確認して評価をします。場合によっては対象の会社へ訪問して、資料の閲覧や担当者へのインタビュー、現地状況の確認をすることもあります。」
A子
「ふ~ん。行かないでも分かるんだ。」
主人
「はい。でも、直接担当者に話を聞けたり現地を見たり出来るんで、現地訪問の方が詳しく確認できますよ。でも現地訪問する先では、自分の会社がM&Aの対象になっていることを知らない人がほとんどなので、現地でM&Aに関係する内容を話さないように注意しなければならないんです。」
A子
「へぇー、秘密のミッションで工場に潜入なんて、スパイ映画みたいね。」
主人
「人聞きが悪いなぁ。でも、話を聞かせていただく人も事情を知らない場合があるので、ホントに要注意なんですよ。」
A子
「フェーズ2では何をするの?」
主人
「主に土壌・地下水汚染や吹き付けアスベストに関して、あると分かっている場合やある可能性が高い場合に、どういう状況なのか確認するために現地調査を行うんですよ。」
A子
「そっかー、ちゃんと調べないとあとあと大変だからねー。ところで現地調査っていっても、工場は日本だけじゃなくて外国にもあるわよね。」
主人
「ええ、おっしゃるとおり日本企業の海外にある工場や、海外企業の工場の環境DDをやりたいと言うお客さんはいらっしゃいます。前に言いましたけど、うちの創立にはアメリカの環境コンサルタント会社が関係していたんですが。」
A子
「あー『環境コンサルってなに? ~イー・アンド・イー ソリューションズ~ その1』で言ってたわね。」
主人
「(よくタイトルを覚えていたな…)うちには、その会社の出身者や出身者が転職した先の環境コンサルタント会社、環境DD以外の業務で仕事をした環境コンサルタント会社などとのネットワークがありますから、世界のどこでも対応できますよ。」
A子
「海外の環境コンサルタントを操って工場へ潜入…ますますスパイ映画っぽい!やっぱりネットワークの諜報部員は長身のイケメンなのかしら(ドキドキ)。」
主人
「…それは保証できません(諜報部員じゃないし)。これまでうちが環境DDをやった国は、40カ国以上になります。」


環境DD 実施対象国

A子
「40カ国以上にイケメンが待っているんだ…(ニヤリ)。」
主人
「…海外の場合、現地諜報部員…じゃなかったコンサルタントだけで調査をするんですけど、対象工場の担当者が日本人の時やお客さんから要望があった場合、ウチからも現地コンサルタントに同行して現地へ伺うケースがあります。」
A子
「イケメンと同行できるなんて…転職しようかな(ニヤニヤ)。」
主人
「………(イケメンなんていたっけなぁ)」
A子
「…はっ、思わず我を忘れてしまったわ。…ええっと、環境DDをする上で、重要なポイントは何かあるの?」
主人
「環境債務に関係しそうなことを見逃さないで、出来るだけ情報を集めることですね。たとえば化学物質をたくさん使っている工場なら、化学物質の使用場所や量、管理のしかたや処分する方法などを、資料やヒアリング、現地の視察で確認して、環境債務になるのか評価できるようにするんです。」
A子
「やっぱり諜報部員は違うわねー。今回も面白かったわ、デューデリジェンス…(はっ!)」
主人
「お客さん、言えましたね!これでもう覚えたでしょ。」
A子
「言えたわ!ジュージュジュジュンス!」
主人
「ああ、幻でしたか…また来てくださいね!(練習して)」

イー・アンド・イー ソリューションズでは、環境デューデリジェンスに関連するお悩みについて、お客様のニーズに沿った解決策を検討・提案させていただきます。「さて、どうしよう」と思われた時、ご相談は無料ですのでお気軽にご連絡ください。


須藤 この記事は
イー・アンド・イー ソリューションズ
須藤 が担当しました

※ご意見・ご感想・ご質問はこちらのリンク先からお送りください。
ご氏名やメールアドレスを公表する事はありません。

▲このページの先頭へ