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蘇州の暮らしと教育

2010年9月号で蘇州市の概要をご紹介しましたが、今回は蘇州での暮らし、特に教育についてご紹介します。

蘇州市には、旧市街を挟んで西と東に日系企業の多い工業団地があり、それぞれ、蘇州高新区(通称「新区」)と蘇州シンガポール工業園区(通称「園区」)と呼ばれています。

DOWAの資源リサイクル、土壌浄化の会社が位置するのは新区の中心部からやや北にある工業団地です。
新区の中心部には、「商業街」という日本食レストランの建ち並ぶ一角があって、新区の日本人の多くは、DOWAの駐在員も含め、そこから半径約0.5km以内の範囲に住んでいます。新区、園区のそれぞれに日本人が多く住んでいますが、どちらかと言えば、日本人学校のある新区の方に、多くの人が住んでいます。子供のために、新区に住んで園区に通っている日本人もたくさんいます。

蘇州日本人学校は、2005年に設立され、小1~中3まで、現在の生徒数は300人を超えました。現在、日本人学校のあるエリアでは、周辺の工場なども立ち退きとなって再開発が進められており、日本人学校も移転することになりました。移転先は工場跡地ですが、土壌調査にはDOWAが立ち会って汚染のないことを確認しました。

移転先は700人の生徒を収容できる校舎となり、今年の10月に移転が予定されています。参考までに、上海日本人学校は2校で3000人以上、昨年からは高校も開校して、世界最大の日本人学校となっています。

日本人の多く住むマンションでは、学校が終わった後の夕方には、中庭で子供たちが元気に遊ぶ姿が見られます。治安が比較的よいとは言ってもやはり海外、遊ぶ範囲はマンションの中限定で、親たちが近くで井戸端会議をしながら見守っています。

通学も、学校まで遠くはないのですが、行き帰りはマンションごとに貸し切りバスで通学しています。日本人が多いとは言っても、様々な危険を想定しなければいけない「アウェー」環境であることを実感させられます。

そういえば、中国人の子供が遊ぶ姿を余り見かけませんが、今の中国人の子供は小さい頃から塾通いで遊ぶ暇もないという話を聞いたことがあります。一人っ子政策の下で、子供に対する教育熱は非常に高く、大学生ともなれば海外留学も盛んです。一方、内向きと言われる日本の子供ですが、こうして小中学生の時期を海外で過ごすことが、グローバル人材に育つためのきっかけになってくれれば、そんな思い出で子供たちを見守っている今日この頃です。


西山 この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室
西山 が担当しました

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