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DOWAエコジャーナル

2025.08.01 サーキュラーエコノミー

テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト(WBS)」に取り上げられました

DOWAの取組LIBリサイクル

2025年7月30日放送のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の「中古EVが大量輸出 流出するEV電池資源」特集にて、DOWAグループのエコシステム山陽(株)が取り組む、リチウムイオンバッテリー(以下、LIB)のリサイクル事業が紹介されました。EV等に搭載されるLIBにはレアメタルが使われています。環境配慮だけでなく、資源の国外流出を防ぐ観点からも、国内でのリサイクルの重要性が高まっています。

DOWAグループは、今後も廃棄物の適正処理や再資源化等、環境・リサイクル事業を強化し、循環型社会の構築に貢献していきます

> DOWAのLIBリサイクルについて詳しくはこちら
> テレ東Biz(外部サイト)はこちら

2025.08.01 リスク管理 廃棄物管理

PFOS及びPFOAの水道水質基準等が設定されます。

PFAS土壌浄化廃棄物処理

ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)について、環境省は水道法上の「水質基準」に引き上げるため、水道法施行規則の一部を改正する省令を公布しました。また、公共用水域・地下水におけるPFOS及びPFOAに関する通知も発令しました。

■改正内容

1)水質基準に関する省令(平成十五年厚生労働省令第百一号)の表の二十に追記

※体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても人の健康に悪影響が生じないと考えられる値

2)公共用水域・地下水におけるPFOS及びPFOAに関する改正

公共用水域・地下水におけるPFOS及びPFOAに関する「指針値(暫定)」を「指針値」として、PFOS及びPFOAの合計値で50ng/Lと設定

■施行日

2026年4月1日

■改正の経緯

有機フッ素化合物であるPFOS及びPFOAについては、令和2年から水道水における水質管理目標設定項目に位置付け、暫定目標値(PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L以下)を設定するとともに、公共用水域・地下水についても、要監視項目に指定し、PFOS及びPFOAの合計値で50ng/Lという指針値(暫定)を設定しました。

令和6年6月に内閣府食品安全委員会が有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価 評価書 有機フッ素化合物(PFAS)を取りまとめたことを踏まえ、PFOS及びPFOAの取扱い等について検討を進め、令和7年5月8日に、中央環境審議会において「水道における水質基準等の見直しについて(第1次答申)」及び「水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しについて(第7次答申)」が答申されたことから、この内容を踏まえ改正する省令を公布しました。

■改正に伴う影響

自治体や水道事業者には水質検査の実施や濃度が基準を超えた場合の改善が義務づけられます。検査は3カ月に1回以上の定期検査を基本とします。

■国内及び諸外国等における飲料水のPFAS規制状況等

飲料水におけるPFASの基準値については、国際的な基準は定められておらず、各国・地域・機関においてそれぞれの考え方に基づいて設定されています。
詳しくは以下の消費者庁ホームページをご覧ください。

(参考)消費者庁ホームページ
「ミネラルウォーター類のPFOS及びPFOAに係る規格基準」に関するQ&A

■最後に

PFOS、PFOAについて、「水道水質・衛生管理小委員会」ならびに「人の健康の保護に関する水・土壌環境基準小委員会」で検討され、今回は水道水の水質基準に新たに設定する省令が公布されました。今後、PFOS、PFOAに関する水質環境基準が検討され、それに続いて排水基準、土壌基準、地下水水質基準等が順次検討されると思われます。

このほか「PFHxS」など「PFAS」の8つの物質を新たに「要検討項目」に位置づけ、水道水からの検出状況等の情報収集、国内外における毒性評価や目標値等の今後の検討状況等について注視する必要があります。

(参考)環境省ホームページ
有機フッ素化合物(PFAS)について | 環境省

菊地 この記事は
DOWAエコシステム ジオテック事業部 菊地 が担当しました

2025.08.01 カーボンニュートラル

NIKKEI GXに当社のバイオコークスの取り組みが掲載されました

DOWAの取組バイオ燃料リサイクル

2025年7月4日、当社のバイオコークスに関する取り組みについて、NIKKEI GXに記事が掲載されました。バイオコークスの製造体制や生産目標などについて、幅広く紹介いただいています。

> もみ殻から石炭代替「バイオコークス」 DOWA、27年量産(NIKKEI GX)
 ※NIKKEI GXの有料会員限定の記事になります。

当社のバイオコークスの取り組みにつきましては、こちらのURLでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
> カーボンニュートラルを目指した DOWAエコシステムのバイオマス固形燃料

2025.08.01 カーボンニュートラル

DOWAエコシステムと日本製紙が持続可能な物流体制の構築を目指し、ラウンド輸送を強化 〜輸送能力を従来の約3倍に強化〜

DOWAの取組

DOWAエコシステム(株)(東京都千代田区外神田四丁目14番1号 資本金:10億円 社長:矢内 康晴 以下、DOWAエコシステム)と、日本製紙株式会社(東京都千代田区神田駿河台4-6 資本金:1,048億円 社長:瀬邊 明 以下、日本製紙)は、持続可能な物流体制の構築に向け、業界の枠を超えた動脈物流*1と静脈物流*2の連携によるラウンド輸送*3を2023年から運用しています。この度、本ラウンド輸送のさらなる強化を目指し、新たな専用コンテナを共同で製作し、試験運行を経て、2025年6月より本格的に使用を開始しました。

今回、DOWAエコシステムと日本製紙は新たに20フィートコンテナ7基を共同で製作し、輸送能力を従来の約3倍に強化しました。新コンテナは本ラウンド輸送専用のコンテナであり、日本で初めて*4荷主同士の会社ロゴを併記したデザインを採用し、貨物の運搬区間も掲示しています。

新コンテナデザイン
共同コンテナを使用した運搬の様子

本ラウンド輸送は、2024年8月に国土交通省による物流総合効率化法の認定*5を取得し、動脈物流と静脈物流を組み合わせた画期的な鉄道往復輸送として、先進的なモーダルシフト*6と評価されています。また、今回の専用コンテナの共同製作も先進的なモーダルシフトの取組みとして、同省のモーダルシフト加速化緊急対策補助金制度を活用しています。

DOWAエコシステムは、今後もグループ内外との連携を強化し、長距離輸送のモーダルシフトを推進します。日本の物流業界が直面するドライバー不足や環境負荷の低減などの課題解決に取り組み、社会を支える持続可能な物流体制の構築を通じて、循環のクオリティを追求していきます。

日本製紙グループは、保有する広域ネットワークを最大限に活用し、日本の物流業界が抱える課題解決に取り組みます。 今後もグループ外のパートナー企業とも積極的に連携し、中長距離共同輸送やモーダルシフト推進等を拡大することで、持続可能な物流体制を構築し、社会に貢献していきます。

両社は、これからもパートナーとして、物流の更なる連携拡大を模索し、持続可能な物流体制の構築を目指します。

■参考

*1 動脈物流:
原材料を調達し、製品を製造して、消費者に提供するまでの生産、梱包、出荷、配送などに伴う物流
*2 静脈物流:
消費者が使用した後の使用済み製品や返品商品の回収、リサイクル、処分などに伴う物流
*3 ラウンド輸送:
往路に積み込んだ貨物を目的地で下ろした後、復路は別の貨物を積み込んで出発地まで帰ってくることによって、往復の車両の積載率を高める輸送形態
*4
当社調べ(2025年7月22日時点)
*5
環境負荷低減に加えて物流の効率化を達成した事業に対して、政府が認定や支援を行う制度。支援内容としては、モーダルシフト等の取り組みに対する計画策定経費や運行経費等の補助等が含まれる。
*6 モーダルシフト:
トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること。鉄道輸送のCO2排出量はトラック輸送に比べて約1/11と非常に小さく、モーダルシフトの採用はCO2排出量の削減につながる

■ニュースリリース

DOWAホールディングス:DOWAエコシステムと日本製紙が持続可能な物流体制の構築を目指し、ラウンド輸送を強化 ~輸送能力を従来の約3倍に強化~
日本製紙:DOWAエコシステムと日本製紙が持続可能な物流体制の構築を目指し、ラウンド輸送を強化 ~輸送能力を従来の約3倍に強化~

■本件に関連する過去のプレスリリース

2023年2月15日付 「日本製紙、DOWA、JR 貨物が秋田県―首都圏エリア間のラウンド輸送で合意」

2025.08.01 リスク管理 廃棄物管理

廃棄物を出荷するにあたり、見落としやすいことはありますか?

DOWAの取組廃棄物処理

Q:廃棄物を出荷するにあたり、見落としやすいことはありますか?

A:

廃棄物を出荷するにあたって事前に廃棄物の成分、性状をご確認いただき、お知らせいただくことになっています。しかしながら見落としがちなのが、周辺環境による廃棄物の性状変化です。廃棄物は温度や湿度、光の有無、時間経過によって性状が変化するものがあります。
代表的な例を上げると、冬場に屋内に保管していた液体の廃棄物を、夜間の氷点下の気温の中運搬したら凍ってしまった……といったようなものです。

■性状変化の例

廃棄物運搬中・保管中の性状変化には以下の様な例があります。

○例1 低温による凍結

皆さんがご存じの通り、水は0℃以下の温度で凍結して氷になります。それは水を主体にした液体廃棄物も例外ではありません。また、「過冷却」と言って、温度が0℃以下になっても水が凍らず、衝撃を与えると一気に凍り始める現象もあり、自社で保管していた時は液体だったのに運搬する時の振動で凍結してしまうということもあり注意が必要です。その他、水以外の液体の中には0℃以上でも凍るものがあります。

凍結は特に冬場に注意しなくてはならず、夜間の運搬中や日の当たらない暗所での保管などを行うと発生しやすいです。

○例2 低温による固体の析出

「析出」と言って、液体の温度が下がると、その液体に溶けていた物質が固体に戻ることがあります。凍結は液体そのものの種類によって凍結する温度が違いますが、析出は溶けている物質の種類やその濃度によって析出温度が変わって来ます。

冬季以外の季節でも一日の寒暖差がある場合に発生することがあります。

夜間輸送時の凍結に注意

○例3 高温による融解

固体の廃棄物が熱によって柔らかくなり、酷いときには液体になってしまうことがあります。夏季に特に注意すべきですが、冬季でも直射日光でさらされたり、運搬車両のエンジン熱によって熱されたりといった要因で温度が上がることがあります。

○例4 高温による沸騰

皆さんご存じの通り水の沸点は100℃ですので、通常であれば水を主体にした廃棄物について沸騰を気にする必要はありません。

しかしながら、液体の中には室温程度で沸騰するものがあり、そういったものが廃棄物中に含まれるとガス発生に繋がります。また、そういった廃棄物は一般的に可燃性であることが多いため、火災の原因にもなります。

○例5 高温による反応

発生したガスで膨張したドラム

液体・固体に限らず、高温にさらされると反応が進む廃棄物もあります。これらの廃棄物は一定温度以上になると急激に反応が進む場合が多く、一度に多量のガスが発生したり、発泡して体積が大きく増えたりと非常に危険な状態になる可能性があります。

○例6 光・空気との反応、時間経過による反応

光にあたると液体だった廃棄物が固体になったり、空気と触れ合うと有毒ガスを発生する廃棄物があります。また、特に何もしなくても廃棄物中の物質が時間経過で反応することもあります。反応の形は様々ですが、液体廃棄物中に固体が発生したり、廃棄物からガスが発生したりします。

これらの反応はゆっくりと進むことが多く、排出時のチェックでは気づけず、運搬後や保管時になってようやく気付くことがあります。一般的に運搬された廃棄物はチェックのために内容物を確認したり、内容物の処理施設への移し替えをしますので、その際に水や空気と接触し、反応することもあります。

■性状の変化が起きるとどのようなトラブルになりますか?

それぞれの性状変化についてトラブルの例を上げます。

  • 低温による凍結や析出:
    ローリーやドラム缶の排出口が詰まり廃液が取り出せず、処理できなくなる。体積が増え、容器が破損する。
  • 高熱による融解:
    トラックの荷台やコンテナの内側に張り付いて廃棄物が取り出せず、処理できなくなる。意図せず廃棄物処理設備に張り付いて機械の故障につながる。
  • 高温による反応:
    急激に体積が膨張して容器が破裂する。多量のガスが発生し、周囲にいた人間が中毒症状を引き起こす。
  • 高温による沸騰:
    急激に体積が膨張して容器が破裂する。多量のガスが発生し、周囲にいた人間が中毒症状を引き起こす。発生したガスに引火し、火災が発生する。
  • 光・空気・時間経過による反応:
    廃棄物が膨張し、容器が破損する。液体廃棄物で反応により固形物が発生する場合、容器やポンプ、配管に詰まって機械の故障につながる。

■対策はありますか?

まずは、排出しようとしている廃棄物が温度や光、時間経過によって性状が変化しないかどうかを事前に確認し、そのことを廃棄物運搬業者、処理業者にお伝えください。性状変化のおそれがある場合、それに適した容器の選定、運搬方法、保管方法、処理方法の選定が必要になります。

例えば、温度低下によって固まってしまう廃棄物であれば、温度が下がらないように発生元から近い処理先を選定し運搬時間を短くすることや、気温の下がる夜間の運搬を避けるなどの工夫でトラブルを回避できる可能性があります。また、空気や水で反応する廃棄物であるならば密閉容器に封入し、開封しないまま処理設備に投入するといった対策が考えられます。

弊社はそのような取り扱いが難しい廃棄物の運搬・保管・処理の実績が豊富にありますので、お困りの際はぜひご相談ください。

峯川 この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室 峯川 が担当しました

2025.08.01 国際動向

トレンドもエコも叶える!韓国で人気の「捨てないストロー」をご紹介

海外ごみ事情

韓国の某カフェでは最近まで紙のストローが使われていましたが、またプラスチックストローに戻るというニュースを見ました。

使ううちに飲み口がふやけてしまい、飲みにくくなるという使用面でのデメリットが、どうにも克服できなかった……というのが多くの利用者の共通認識だったのではないでしょうか。プラスチックに戻るという「エコに逆行する施策」はやむを得ないとはいえ、やはり残念です。

そんな韓国ですが、特に女性を中心にエコストローが浸透しています。今日はその「捨てない」ストローを紹介したいと思います。

■雑貨店やオンラインでも人気のエコストロー

韓国で市販しているエコストローは、主にステンレス製と、耐熱ガラス製の2種類が人気。

オンラインストアでも様々なメーカーが販売していますし、韓国の人気雑貨店でも専用コーナーが設けられているほどです。

韓国では真冬でもアイスコーヒーなど冷たい飲み物を好む人が多いため、需要があるのだと思われます。実際、以前勤務していた会社では、女性社員がよくこの洗って使えるタイプのストローを使用していました。

■耐熱ガラスストローとステンレスストローを使ってみました

捨てないストローの存在は数年前から知っていたのですが、実際に使うのは今回がはじめて。使い心地を試してみます。

雑貨店で買ったのは「耐熱ガラスストロー3種」と「シリコンキャップ付きステンレスストロー2種」。

繰り返し使えるのはエコですが「内側はちゃんと洗えるのか」という衛生面も気になるところ。しかしご安心を。どちらの商品にも専用の極細ブラシがついています。
2,000ウォン(約211円)以下で数本セットな上、洗浄用ブラシまでついているというコスパの良さにも驚きです。

■耐熱ガラスストローレビュー

まずは耐熱ガラスストローからレビューします。セット内容は、ストレートタイプ、飲み口が曲がったタイプ、スムージーやタピオカ用の太いタイプの3種類。これで2,000ウォンは嬉しいですね。

軽くブラシで洗って、さっそくコップに入れてみました。普通のプラスチックストローよりも涼しげな印象で、夏にぴったり!
口に当たった時の違和感があるかな?と思いきや、ジュースを飲むにあたって特に不便さや、違和感はありませんでした。

強いて言えば、グラスに当たった時の音が気になるくらいでしょうか。ガラス同士なので少し丁寧に扱う必要があり、小さなお子さんがいる家庭にはやや不向きかもしれません。

なお、パッケージによると食器洗浄機でも洗えるようなので、衛生面・お手入れのしやすさの面でも優秀だと思いました。

■ステンレスストローレビュー

続いてはステンレスストロー。こちらは2本セットで1,000ウォン(約105円)と、耐熱ガラス製に劣らぬコスパです。耐熱ガラスストロー比、やや細めの設計になっています。

飲み口にはシリコンキャップがついており、説明を見ると「安全性のため」とあるので、ステンレスの加工面で万が一けがをしないための工夫のようです。

こちらもジュースを飲む分には違和感などなく、ガラスと接触する際の音が気になる程度。お子さんがいる家庭ではステンレスの方が安全かもしれません。

また、シリコンキャップのおかげで口当たりが柔らかいためか、ガラスストローよりも「親しみ」を感じました。このシリコンの部分がプラスチックストローに近い口当たりなのです。何気なく使っているストローにも、慣れがあるものだと気づきました。

こちらの耐熱温度は-20度~220度までとなっており、煮沸消毒して使えます。キャップを外して洗えば、衛生面も問題なさそうです。

■世界的に広まってほしいエコストロー!

韓国で人気のエコアイテム「耐熱ガラスストロー」と「ステンレスストロー」をご紹介しました。個人的には見た目も涼しげな耐熱ガラス製がお気に入り。エコなだけでなく、映えも実現してくれて「おうちカフェ」のよき相棒になってくれそうです。

某カフェの件に限らず、プラスチックストローをなくすまでの道のりはまだまだ長そうですが、こうした「捨てない」ストローが世界的に少しずつでも普及していくことを願っています。

※レートは7/4現在のものです。

この記事は
フリーランスライター Sun Chisako が担当しました

2025.08.01 その他

真夏のひととき、心躍る思い出を

藤田観光からのおすすめ

目白の森ビアフェスティバル

【ホテル椿山荘東京】

<9月まで開催期間延長>選りすぐりのビールと相性抜群なお料理とともに夏の夜に乾杯!「麦黒牛」のローストビーフや鴨胸肉などのグリル&ロースト、ソーセージといった肉類を中心に、バラエティー豊かな品々をご用意いたします。

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【夏休みファミリープラン】幼児1名無料! ☆グループコラボ企画×箱根小涌園ユネッサン付

【伊東小涌園】

なんと!お布団、夕食、朝食付で幼児(未就学)のお子様1名が無料となるプランです。(通常幼児料金:大人料金の50%)。藤田観光グループ特典で「箱根小涌園ユネッサン」&「下田海中水族館」が無料入場!夏休みを満喫していただけるとってもお得なプランです。

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印度カリー子と味わう!辛麗なるカレー祭り

【WHGホテルズ】

WHGホテルズ28施設では、このたび、スパイスの香り豊かな各ホテルのオリジナルカレーを朝食ビュッフェでお楽しみいただくフェア「Spice Up Your Morning ~印度カリー子と味わう!辛麗(かれい)なるカレー祭り~」を7月15日(火)から9月30日(火)まで開催します。

印度カリー子と味わう!辛麗なるカレー祭り

  • 藤田観光 ホームページ
  • 藤田観光とDOWAは同じ創業者に源を発します。
  • ホテル椿山荘東京 ホームページ
2025.07.01 法律

「毒物及び劇物取締法」概要 その11 登録・許可

毒劇法

毒物及び劇物取締法(以下、毒劇法)は昭和25年に制定された法律です。
前回は、「立入検査」についてご説明しました。
今回は、「登録・許可」についてご説明していきます。

「登録・許可」については、毒劇法において以下の様に規定されています。

1. 対象者

毒物劇物営業者、届出を要する業務上取扱者、特定毒物研究者、特定劇物使用者が対象です。それぞれ、説明していきます。

表 対象者ごとの規制
対象者登録・許可・届出・指定譲渡手続き交付制限情報提供毒劇物取扱責任者取扱
(盗難・紛失・漏洩防止)
表示廃棄・運搬・貯蔵の技術的基準事故時の措置立入検査
毒物劇物営業者
届出を要する業務上取扱者
届出を要しない業務上取扱者
特定毒物研究者、特定毒物使用者

(参考)「毒物及び劇物取締法」概要 その2 対象者ごとの規制

2. 毒物・劇物に関する登録

毒物・劇物に関しては、製造業、輸入業、販売業の3つの登録があります。

毒物及び劇物取締法

第三条(禁止規定)
毒物又は劇物の製造業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売又は授与の目的で製造してはならない。
2 毒物又は劇物の輸入業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売又は授与の目的で輸入してはならない。
3 毒物又は劇物の販売業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、運搬し、若しくは陳列してはならない。但し、毒物又は劇物の製造業者又は輸入業者が、その製造し、又は輸入した毒物又は劇物を、他の毒物又は劇物の製造業者、輸入業者又は販売業者(以下「毒物劇物営業者」という。)に販売し、授与し、又はこれらの目的で貯蔵し、運搬し、若しくは陳列するときは、この限りでない。

登録は、製造所、営業所、店舗の所在地の都道府県知事、または、特別区の場合は市長又は区長が行うこととされています。
販売業の場合、その店舗の所在地が、地域保健法 第五条第一項の政令で定める「保健所を設置する市」の場合は、市長が行うこととされています。

毒物及び劇物取締法

第四条(営業の登録)
毒物又は劇物の製造業、輸入業又は販売業の登録は、製造所、営業所又は店舗ごとに、その製造所、営業所又は店舗の所在地の都道府県知事(販売業にあつてはその店舗の所在地が、地域保健法(昭和二十二年法律第百一号)第五条第一項の政令で定める市(以下「保健所を設置する市」という。)又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。次項、第五条、第七条第三項、第十条第一項及び第十九条第一項から第三項までにおいて同じ。)が行う。
2 毒物又は劇物の製造業輸入業又は販売業の登録を受けようとする者は、製造業者にあつては製造所、輸入業者にあつては営業所、販売業者にあつては店舗ごとに、その製造所、営業所又は店舗の所在地の都道府県知事に申請書を出さなければならない。

地域保健法施行令

(保健所を設置する市)
第一条 地域保健法(以下「法」という。)第五条第一項の政令で定める市は、次のとおりとする。
一 地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第一項の指定都市
二 地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市
三 小樽市、町田市、藤沢市、茅ヶ崎市及び四日市市

3. 特定毒物に関する許可、指定

  • 許可を受けた特定毒物研究者でなければ、特定毒物を製造できません。
  • 品目ごとに政令で指定される「特定毒物使用者」でなければ、特定毒物を使用できません。

毒物及び劇物取締法

第三条の二(禁止規定)
毒物若しくは劇物の製造業者又は学術研究のため特定毒物製造し、若しくは使用することができる者としてその主たる研究所の所在地の都道府県知事(その主たる研究所の所在地が、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第一項の指定都市(以下「指定都市」という。)の区域にある場合においては、指定都市の長。第六条の二及び第十条第二項において同じ。)の許可を受けた者(以下「特定毒物研究者」という。)でなければ、特定毒物を製造してはならない。
2 毒物若しくは劇物の輸入業者又は特定毒物研究者でなければ、特定毒物を輸入してはならない。
3 特定毒物研究者又は特定毒物を使用することができる者として品目ごとに政令で指定する者(以下「特定毒物使用者」という。)でなければ、特定毒物を使用してはならない。ただし、毒物又は劇物の製造業者が毒物又は劇物の製造のために特定毒物を使用するときは、この限りでない。

上田 この記事は
エコシステムジャパン株式会社 上田 が担当しました

2025.07.01 サーキュラーエコノミー

動静脈連携~リサイクル金属を確保・活用する資源循環スキームの構築~

DOWAの取組リサイクル

2025年5月30日、グループ会社であるDOWAエレクトロニクスは、顧客である株式会社村田製作所(京都府長岡京市東神足1丁目10番1号 資本金:694億円 社長: 中島 規巨、以下、村田製作所)から、サプライヤー表彰を受けました。

詳細はこちら(DOWAホールディングスHP)

DOWAグループの最大の特徴は、「つくる」から「つかう」という動脈側のビジネスと、「捨てる」から「集める」「分ける」という静脈側のビジネスを、グループ内に併存させている点であり、他社にはない大きな強みです。

今回、DOWAグループと村田製作所の間で金属資源を循環してリサイクル金属を確保・活用する資源循環スキームを、共同で構築したことが評価されました。

2025.07.01 リスク管理

低濃度PCBに汚染された、大型機器を処分する際に気をつけることはありますか?

PCB廃棄物処理

Q:低濃度PCBに汚染された、大型機器を処分する際に気をつけることはありますか?

A:

解体する大型機器や設置現場の状況に応じたPCBの拡散防止対策や火災対策はもちろんですが、全体の進行管理の体制についても検討しておくことをお勧めします。

■はじめに

低濃度PCBに汚染された筐体の処分には、3つの方法があります。

  1. 解体せずに搬出
  2. 現地で洗浄処理
  3. 現地で解体した後に搬出
表 各手法の一般的な対象とメリット・デメリット
解体せずに搬出 現地で洗浄処理 現地で解体した後に搬出
一般的な対象 小型~中型の変圧器等、トラックに積載可能、処理工場が受け入れ可能な大きさのもの 大型のもので、トラックへの積載が難しいもの
メリット・デメリットなど 特別車両をチャーターして大型の機器を搬出することも可能だが、処理工場にて投入可能なサイズに解体される。 洗浄に期間がかかる。浄化が確認されるまで洗浄するため、洗浄回数にコストが左右される。洗浄回数が少ない場合は安価だが、回数が多くなる場合には、高額になるケースある。
洗浄に用いたPCBを含有する油の処分が必要。
洗浄を実施する前に大臣認定の取得が必要。
洗浄に比較して処分完了までの期間は短い。
解体工事中のPCBの飛散・漏洩に注意をする必要がある。
処理工場で処理可能なサイズに解体されているので、処理のための搬出がスムーズ。

今回は、現地で解体した後の搬出する際、どんなリスクがあり、どのような対策が必要なのかについて、ご説明します。

■現地解体後の搬出で気を付けるポイント

現地で解体した後に搬出する場合の、大まかな流れは、以下の通りです。

【事前準備】
現地確認計画・費用見積
【着  工】
現場の養生解体工事運搬処分

大型機器の解体、PCB汚染廃棄物の運搬、PCB汚染物の処分については、ガイドラインが環境省から公開されており、ガイドラインに則って実施する必要があります。

(参考)ポリ塩化ビフェニル廃棄物に関する各種ガイドライン等(環境省)

ガイドラインはありますが、ガイドラインを踏まえつつ、状況からリスクを判定して、どの程度の対策が必要か検討する必要があります。

(周辺環境への汚染のリスク)

  • 作業現場の地面の養生のスペック
  • 作業現場周辺の仮囲いの有無・スペック
  • 養生するエリアの範囲

(火災のリスク)

  • 筐体の切断工法のスペック

(運搬途中の漏洩リスク)

  • 運搬の際の漏洩対策(運搬容器の密閉性など)
  • 過積載対策、事故防止対策

(管理)

  • 元請事業者職員の役割
  • 発注者への報告頻度
  • 安全・品質管理に関する工程管理方法

処分する低濃度PCB汚染機器や、解体工事を行う現場の状況に応じて、適切な対策を行う必要があります。

こうした安全へ配慮した工夫や改善が評価され、2023年6月と2024年4月に、ジオテクノスが、東京電力パワーグリッド株式会社より表彰を受けました。

関連記事(NEWS)
ジオテクノスがPCBで汚染された大型変圧器の解体運搬業務に関して「東京電力パワーグリッド工務部安全表彰」を受けました
東京電力パワーグリッドより安全表彰を受けました

■全体進行管理

大型機器を現地で解体してから運搬する場合、工事と運搬と処分とが並行して行われます。
工事の進捗に合わせて、運搬容器を現場に搬入し、解体の状況に合わせて運搬会社に車両を手配する必要がありますし、処分を委託する数量も多いので、処理会社側といつ・どのくらい受け入れが可能なのかについて調整をし、場合によっては、工事の進捗と調整する必要が生じる場合もあります。

解体工事を行う会社と運搬会社、処分会社が異なる場合、排出事業者が各社に情報を提供し、各社とスケジュール調整を行う必要がありますが。DOWAグループでは、エコシステムジャパンがこうした一連の調整を行い、安全な施工とスムーズな搬出を実現します。

こうした実績を評価していただき、2025年4月にエコシステムジャパンが、東北電力ネットワーク株式会社秋田支社より表彰を受けました。

関連記事(NEWS)
東北電力ネットワークより安全な処理に関する表彰を受けました

■さいごに

低濃度PCB廃棄物の処理が始まって15年、低濃度PCB廃棄物の処理件数は増え、環境省よりガイドラインが公開され、低濃度PCB廃棄物の解体・運搬・処理は確立されたものとなってきました。

一方で、PCBはひとたび漏洩すると、周辺環境へ被害を与える恐れがあり、自治体や住民の方々への説明、漏洩したPCBの除去工事など、様々な影響が生じます。

DOWAエコシステムグループは、これまで実施した大型機器の解体工事の知見を活かし、現場、現物、排出事業者のご希望などに合わせ、適切なプランニングを行います。

上田 この記事は
エコシステムジャパン株式会社 上田 が担当しました