モンゴル・ウランバートルと郊外のごみ箱事情、そして発電所。(その1)
2024年11月コラム「10年振りのモンゴル旅行記。」はお愉しみいただけましたでしょうか。
予告のとおり今回は、私が旅行中に見聞きしたものを「モンゴルのごみ箱事情と発電所」と題してお届けいたします。
■ウランバートルのごみ箱事情
モンゴルの国土面積は156万km2以上(日本の約4倍)、人口は約350万人でその半数の約173万人がウランバートルに住んでいます。
ウランバートルの面積を約4千km2とした場合(ウランバートル周辺のゲル居住地域が拡大しているので正しい面積か怪しいですが)、人口密度は300人以上/km2と都市部としては高くはないですが、百万都市なのでもちろん都市インフラは必要です。
そこで、モンゴル・ウランバートルの街中にあるごみ箱コレクションを作ってみました。

バス停横のごみ箱は、分別用のごみ箱のようですが中身もいろんなゴミが混在しており分別しているとは言い辛い感じでした。
分別ごみ箱のリサイクルの定義がざっくりしています(シールが剥がれて見えにくい状態ですが)。

コンビニ前には、ペットボトル専用らしきごみ箱がありました。
「ごみ箱があふれていないのにボトルが蓋上に置くなんて、なんだ!」と憤慨していたたら、ボトルの中身が入っていました。
ごみ箱に入れてしまうよりはいいのかもしれませんが、きちんと飲んだ後、入れて!と思いました。

新しいマンション群の横にある、ちょっとおしゃれな並木道には、景観にマッチしたおしゃれなごみ箱がありました。
公園設計の段階からごみ箱がデザインされていると思われ、ごみ箱の設置が都市計画の一部に組み込まれているのだろうと想像されました。

銀行にあるごみ箱は、流石というべきか、分別基準がしっかりしていました。
- (左)
- リサイクル可能;ビニール袋、ペットボトル、ガラス、缶類
- (右)
- リサイクル不可能;使用した紙類、割れたガラス、シルバーコート紙、食品廃棄物
ただ投入口がマッチするのかは疑問です。
ここまで、ウランバートル街中のごみ箱事情をお送りしましたが、10年前に訪問した時と比べ物にならないほど道路やお店の中がきれいになっており、都市計画の充実ぶりと国民意識の変化を感じました。
(次回へ続く)
この記事は
DOWAエコシステム 企画室
毛利 が担当しました