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DOWAエコジャーナル

2026.09.01 カーボンニュートラル

廃棄物処理のCFP算定サービスを活用してみませんか? ~第三者妥当性確認を受けた一次データを用いるメリットとその活用例~

DOWAの取組カーボンニュートラル環境コンサル

GHG(温室効果ガス)排出量Scope3の開示への対応が進む中、多くの企業が頭を悩ませているのが廃棄物に関する排出量(Scope3,カテゴリー5)の算定です。
現在、多くの企業では日本平均の排出係数を利用して値を算定していますが、これは二次データの扱いとなるため、近年はサプライヤーから、より実態に即した一次データとして使用できる値を提供することに対して関心が高まっています。

当社では、廃棄物処理を依頼していただいたお客様向けに、第三者からの妥当性確認を受けたシステムを用いて、一次データとして使用できるCFP(※)を算定するサービスを提供しています。

本記事では、GHG排出量の報告において一次データを活用するメリットと活用事例をご紹介します。

※CFP(Carbon Footprint of Product;製品のカーボンフットプリント)とは、製品・サービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通したGHG排出量を、CO2排出量として換算した値のこと。

> 脱炭素社会の歩き方 ~CFPについて

1. DOWAエコシステムの廃棄物処理におけるCFP算定サービスの特徴

以下の点において、当社の提供するサービスは廃棄物処理業界初となります。(2026年8月時点/当社調べ)

  • 実際の処理実績に基づき一次データとして使用可能なCFP算定
  • 算定の仕組みについて第三者妥当性確認を取得(※)

※当社の廃棄物処理CFP算定サービスは、国際的な認証機関であるインターテック・サーティフィケーション株式会社より計算システムの妥当性確認を取得しています。

2. なぜ一次データ・二次データを気にする必要があるのか

従来のScope3,カテゴリー5の算定では、環境省が公表する排出係数などを用いて算出した『二次データ』の利用が一般的でしたが、SSBJ基準(※)では一次データがある場合には二次データより優先しなければならないことが定められています(SSBJハンドブック:スコープ3温室効果ガス排出の測定にあたって1次データ及び2次データがいずれも利用可能な場合)。

また、実際のGHG排出量は、「処理方法の違い」「輸送距離」「エネルギー回収の有無」「地域差」などによって大きく変わりますが、それらの条件を反映できないため、二次データは実際の排出量とかけ離れている可能性があります。

※SSBJはサステナビリティ基準委員会の略。SSBJ基準は日本におけるサステナビリティ情報開示の枠組みとして策定された。SSBJ基準はプライム上場企業への適用が想定されており、段階的な義務化が行われる計画となっている。

3. 一次データを活用するメリット

①ステークホルダーへの説明力が高まる

近年、顧客や投資家などからはGHG排出量を報告することのみならず、その算定根拠の説明を求められるケースが増えています。第三者妥当性確認を受けた算定システムを使用したサプライヤーから提供された一次データであれば、「データの信頼性はあるか」「どのような根拠で算定したのか」を客観的に説明できます。これはサステナビリティ情報を開示する上での信頼性向上にもつながります。

②実態に即した排出量を把握できる

当社が提供するデータは、お客様の実際の処理工程に基づき、各工程におけるGHG排出量を明示できるため、排出量の解析に役立ちます。

③算定業務を効率化できる

お客様自身で排出量を推計する手間をかけることなく、Scope3カテゴリー5の算定に活用できるデータを効率的に取得できます。

4. 想定活用事例

活用例①:SSBJ基準対応を見据えた対応

先に言及した通り、SSBJ基準はプライム上場企業への段階的な適用が計画されています。その中で一次データがある場合には二次データより優先しなければならないことが定められています。

当社のCFP算定サービスを利用することで、Scope3,カテゴリー5についてSSBJ基準の中でより優先順位の高い対応が可能になります。

活用例②:顧客からの開示要請への対応強化

海外顧客との取引が多い企業では、Scope3の算定根拠や廃棄物処理の実態について説明を求められる機会が増えてきています。平均の排出係数を用いて算定した数値では、「なぜその排出量になるのか」を十分に説明することが難しく、サステナビリティ担当者の負担となるケースがあります。

当社の算定サービスでScope3,カテゴリー5の算定根拠を明確化することにより、実際の廃棄物処理実績に基づくデータを用いて顧客や監査対応時の説明ができるようになります。また、顧客からの質問に対しても、「サプライヤーからの一次データを使用している」という説明ができます。

活用例③:GHG排出量の削減に向けた解析

GHG排出量の算定において、平均の排出係数を用いた計算では
・排出量がどの工程で発生しているのか
・どの廃棄物が排出量増加の要因なのか
が分からず、具体的な排出削減活動につなげることができていませんでした。

当社の算定サービスでは、「運搬」「処理」「処理に係る副資材」「最終処分」など工程ごとの排出量を可視化しており、廃棄物の運搬距離や処理の内容、廃棄物の性状などの要因ごとのGHG排出量を分析できます。
それによって、どの廃棄物のどの工程でのGHG排出量が大きく、また削減する余地があるのかを解析することができます。その解析結果を「どこを改善すれば最も効率的にGHG排出量を削減できるか」という削減戦略の立案に活用することができます。

算定報告書の例(一部抜粋)

5. まとめ

GHG排出量Scope3開示が進む中、今後は「算定していること」ではなく、「どれだけ実態を反映し、信頼性のある数字を算定しているか」が重要になります。特にサーキュラーエコノミーや脱炭素経営に取り組む企業にとっては、一次データの活用が競争力向上につながる重要な取り組みとなります。

当社では、適正処理やリサイクルに加え、実態に基づく環境情報の提供を通じて、お客様の情報開示や脱炭素経営も支援します。廃棄物処理・リサイクルをご検討の際は、ぜひDOWAをご用命ください。

> DOWAエコシステム|業界初、顧客向けScope3(カテゴリ5/廃棄物処理)における信頼性の高い一次データを提供 ~廃棄物処理プロセスのカーボンフットプリント算定システムを開発~

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サステナブルマテリアル展に出展

DOWAグループは「サステナブルマテリアル展」に出展します。会場では、CFP算定サービスをはじめとするさまざまな資源循環の取り組みをご紹介します。
下記リンクから来場登録いただくと、通常有料の来場登録を無料でお申し込みいただけます。ぜひご来場ください。

【会期】
2026年9月30日(水)~10月2日(金)
【会場】
幕張メッセ
【主催】
RX Japan合同会社

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峯川 この記事は
DOWAエコシステム 環境ソリューション室 峯川 が担当しました

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