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岡山市で食品廃棄物を原料とするバイオマス発電施設の建設を開始

DOWAエコシステムは、子会社のバイオディーゼル岡山(岡山県岡山市)において、2019年9月10日付にて新たに一般廃棄物処理施設の設置許可を取得し、食品廃棄物を原料とするバイオマス発電施設の建設を開始します。

バイオディーゼル岡山は、岡山市と連携して廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料を2009年から製造・販売し、累計販売量は約5,200kL(2019年8月末時点)にのぼります。バイオディーゼル燃料はごみ収集車や路線バスといったディーゼル車両等に利用されており、食品廃棄物の有効利用と化石燃料の使用量削減に貢献してきました。

このたび、飼料や肥料へのリサイクルが難しい食品廃棄物の有効利用をさらに進めるため、バイオディーゼル岡山において、食品廃棄物を原料とするバイオマス発電を新たに開始します。メタン発酵を用いたバイオマス発電は、地域資源を活用する自立分散型の再生可能エネルギーとして期待されています。本施設では食品廃棄物を年間約16千トン受け入れてメタン発酵を用いたバイオマス発電を行い、約1,600世帯の年間電力使用量に相当する発電と売電を行う計画です。

食品廃棄物の発生抑制や有効利用は、持続可能な社会を構築するための重要な課題の一つです。

日本では2000年に制定された「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」を受けた取組が進められており、年間約27百万トンの食品廃棄物等のうち、約17百万トンは飼料や肥料等にリサイクルされています。残りの約10百万トンは焼却・埋立等で処理されており(※1、2016年度推計値)、食品廃棄物の発生抑制や有効利用に向けては、なお一層の取組が必要です。

※1 出典:環境省 https://www.env.go.jp/press/106665.html

DOWAグループは、廃棄物の適正処理や再資源化等、環境・リサイクルサービスの強化を引き続き推進し、持続可能な社会の構築に貢献していきます。

■バイオディーゼル岡山(株)新規設置施設の概要

事業内容 バイオマス発電(食品廃棄物を原料とし、そのメタン発酵で生じるガスを利用)
施設の設置場所 岡山県岡山市南区築港栄町7番49
敷地面積 8,900m2
食品廃棄物の処理能力 45トン/日
発電容量 910 kW
建設開始時期(計画) 2019年9月
操業開始時期(計画) 2021年4月

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